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キー入力記録システムを援用したライティングプロセスの可視化:自律的学習を促すフィードバック環境構築に向けて
発表概要
外国語教育,または外国語に限らず,学術目的を念頭に置いたリテラシー教育の指導場面などでは,ライティングにおける計画,文章化,推敲のそれぞれにおける時間配分が重要視されている。
しかしながら,ライティングプロセスの明示的指導の効果や,それぞれのサブプロセスの時間配分に関わるメタ認知的能力の発達について,行動科学的なデータにより裏付けられた知見は極めて少ない。また,課題中における行動履歴を可視化し,フィードバックに援用する試みはなされていない。
そこで本研究は,キー入力記録システムを援用し,語数の時系列変化の図示やライティングプロセスに関する量的指標の算出を自動的に行うソフトウェアを開発した。発表では,自律学習を促すフィードバック環境を視野に添えながら,理論的背景の概観,ソフトウェアの仕様と,大学生のエッセイによるデモデータの紹介,及びライティングプロセスのメタ認知に関わるインタビューデータへの考察を行う。
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Last-modified: 2024-02-10 (Sat) 13:18:06 (JST) (217d) by kawaguchi