講演「テストデータを分析する:古典的テスト理論・項目反応理論・潜在ランク理論による学力評価」
- 荘島 宏二郎(大学入試センター研究開発部)
概要
テストデータを分析して、そのテストのスペックや統計学的な性質を明らかにすることは重要です。同時に、各受検者の能力を評価することは、教育測定において重要な作業です。そのような目的でテストデータを分析したり、テストを経年的に運用したりする枠組みをテスト理論と言います。テスト理論は、コンピュータ上でテストを行うe-testingやweb-testingの背景理論でもあります。テスト理論としては、具体的に、古典的テスト理論、項目反応理論、潜在ランク理論の3つが提案されており、それぞれ、用いる目的やシーンが異なっています。本発表では、3つのテスト理論を用いて、どのようにテストの性質を明らかにして、どのように受検者を評価するのかについて概説します。また、3つの理論を実行するためのソフトウェアの実演を行います。
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Last-modified: 2011-11-25 (Fri) 11:35:35 (JST) (4896d) by ozeki