発表概要
本発表では,現在構築を進めているライティングのキー入力記録システムWritingMaetriX (WMX; 草薙・阿部・福田・川口, 2013)に基づく,ライティング・プロセス可視化コーパスのタスクデザインについて検討する。既存の学習者コーパスは,主に学習者のライティング・プロダクトを対象としたものであり,ライティング・プロセスに十分な焦点を当ててきたとはいえない。しかし,WMXで記録した学習者の産出過程のデータを大量に蓄積し、コーパス化することで,母語別・習熟度別の学習者のライティング・プロセスを横断的・縦断的に分析することが可能になり,またライティング・プロセス研究の追行研究のためのプラットフォームとなる可能性を持っている。そのようなWMXに基づくコーパス構築の要として,既存の学習者コーパスの成果や構築手順(e.g., 藤原, 2014; 投野・杉浦・和泉・金子編著, 2013)に則りながら,タスクデザインについて検討する。
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Last-modified: 2015-10-28 (Wed) 00:10:36 (JST) (3393d) by ozeki