発表概要
本研究の目的は、指導者用デジタル教科書に対して中学1年生と英語教師がどのような意識を持っているかを明らかにすることである。そのために、2019年3月に8つの公立中学校の中学1年生(N = 1,503)と英語教師(N = 31)を対象に「デジタル教科書に関する質問紙調査」を行った。調査内容は、指導者デジタル教科書(New Horizon English Course 1)を用いた授業に対する効果の有無と教科書のUnit教材で扱われている11の言語活動に関する効果の度合いについてである。言語活動に関する項目については、生徒と教師が効果的であると答えた言語活動の順位を算出し、ケンドールの順位相関を求めたところ、有意に相関していた(r = .98, p < .01)。項目間については、「本文の聞き取り」と「本文の音読」、「Listen問題」の相関が強く、「単語練習」と「基本文導入」、「穴埋め問題」が弱かった。
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最終更新: 2019-05-06 (月) 18:24:24 (JST) (1810d) by kawaguchi