発表概要
近年、外国語学習における動機付け研究が日本でもよく行われるようになってきている。ただ、日本においては動機減退に関する研究はまだまだ少ないのが現状である。本研究では、日本人英語学習者が動機減退を起こす時期は中学校・高等学校6年間のどの時点なのか、それと、どのような原因が動機減退を引き起こすものとして高いのかを明らかにしようとした。本研究への協力者は、日本の工学系大学に所属する学生と工業高等専門学校4年生(大学1年相当)の計122名である。協力者への質問紙は、先行研究を参考に自由記述欄も加えて作成した。結果、最も動機減退を引き起こす時期は、高等学校1年の時期であることと、その原因として英語自体への関心・学習目的が低くなったことや学習内容・教材が難しくなったことなどが示された。
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Last-modified: 2015-03-14 (Sat) 10:26:20 (JST) (3603d) by ozeki