会場・時間
- Zoom Room 1
- 14:05-14:35
近年、機械翻訳が急速に普及してきている。そのような中でも学習者は英語学習への動機づけを保てるかを調査するために、日本国内の中高生118人を実験参加者として、機械翻訳の普及と英語学習への動機づけの関係について調査した。調査には質問紙を用い、現在英語を学習しているのは内発的動機づけからか外発的動機づけからかを調査するための現在の動機に関する項目や、機械翻訳普及後も英語学習を続けるか等の機械翻訳と英語学習への意識を尋ねる項目を設定した。その後、現在の動機づけの種類や、英語の得意不得意等英語への意識によって機械翻訳普及後の英語学習への意識や動機づけに影響があるかについて、リッカート尺度を用いた指標に対してはMann-WhitneyのU検定、名義尺度を用いた指標に対してはFisherの正確確率検定を用いて解析を行った。分析の結果、機械翻訳普及後の動機づけと動機の種類では有意差は検出されず(p = .455)、英語が得意か(p = .002)や現在の英語学習への意欲の強弱(p < .001)では、有意差が検出され、英語の得意・苦手意識や学習意欲の強弱と機械翻訳普及後の英語学習動機づけとの関連が示唆された。
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最終更新: 2022-05-19 (木) 16:18:39 (JST) (706d) by kawaguchi