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第二外国語としてのフランス語の綴りと発音に関するe-learning教材の開発とその効果:帰納的学習と演繹的学習の比較
発表概要
本研究では,フランス語の学習経験がない日本語母語話者のための,フランス語の綴りの読み方を学ぶ教材を作成した。これは,帰納的学習法と演繹的学習法の2つの学習法を1つにまとめ,さらにその提示の順序を入れ替えた計2種類のものであった。実験ではその教材の学習効果を測るため,事前と事後,遅延テストを行い,既習語と未知語とに分けて,提示法,時間軸及び項目間の違いを比較した。その結果,本研究においては,教材による学習効果が少なからず得られたが,学習法(提示法)による差異は見受けられず,項目による差異が大きかったこと,学習した内容は未知語へも応用することができるということがわかった。また,アンケート調査により,実験へ参加したことでフランス語に興味を持つようになったことや,本研究で開発した教材に対して肯定的な評価がなされていたこと等がわかった。以上により,フランス語の綴りと発音を学習することには,意義があると考えられる。
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Last-modified: 2015-02-11 (Wed) 00:15:48 (JST) (3042d) by kawaguchi