自由記述アンケートの実施時期による回答文への影響
自由記述アンケートは、選択式アンケートだけでは明らかになりにくい個人の考えや主張を収集するために用いられる。しかし、岩城・阪上(2008)では、自由記述アンケートを行っても、参加者は質問文を言い換えた回答を書いたり、具体的な表現に乏しい回答を書いたりするため、分析を行うのに十分な質と量に達していないことを指摘し、自由記述アンケートの実施に関する改善点を提案している。
本研究では、岩城・阪上(2008)において、自由記述アンケートの改善に向けて提案した「自由記述アンケート実施の順番」に焦点を当て、アンケート結果への影響を調査する。1)自由記述アンケートを行った後で選択式アンケートを行うグループと、2)選択式アンケートを行った後で自由記述アンケートを行うグループという2つのグループを設けてアンケートを実施し、その回答の分量、また、記述内容に差があるかどうかを検証し、その結果を報告する。
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Last-modified: 2015-03-15 (Sun) 01:56:42 (JST) (2933d) by ゲスト