発表概要
"教育活動において、学習者の学ぶ意欲は学習の成否に大きく関わるものと考えられる。廣森(2006)は学習者の3つの心理的欲求(自律性・有能性・関係性)が相互的に関連しながら、日本人大学生の「動機づけ要因」としての働きを持っていることを示した。 本研究の目的は、自己決定理論に依拠して、日本人高校生の英語学習の動機づけを高める実践を行い、その効果を検証するものである。学習活動に幅広い選択と責任を提供し(自律性)、建設的・情報的なフィードバックを与え(有能性)、他者と話しあい学びあう機会を作る(関係性)ことで、3つの欲求を満たす可能性を持つ学習活動を一定期間実施し、その効果を検証した。 結果、有能性と自律性については正の変化、関係性についても高い平均値の維持が見られ、英語の授業における意図的な働きかけが、学習者の心理的欲求の向上ならびに無動機・外的調整などにグループ化された学習者の動機づけの向上に繋がることが示された。 "
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最終更新: 2015-03-14 (土) 10:15:04 (JST) (3328d) by ozeki