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1: 2015-05-08 (金) 12:13:00 ozeki ソース 2: 2015-05-23 (土) 15:59:44 ozeki ソース
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本研究の目的は、外国語における文法的慎重性(GC)と性格特性との関係性を探ることである。外国語における文法的慎重性とは、Kusanagi et al.(2015)が提案する新しい構成概念であり、外国語の使用にかかわる学習者固有の行動的・心理学的特性である。GCが高い学習者は、外国語を使用するとき、速さよりも正確さを優先し、より意図的、統制的、および分析的な言語運用をする傾向がある。GCを測定する尺度(FLGCS)は、さまざまな側面における妥当性の証拠をもつが(e.g., Kusanagi et al., 2015; Tamura & Kusanagi, 2015)、もっとも一般的な学習者要因ともいえる性格特性との関係については、依然として不明である。そこで本研究は、大学生(n = 414)を対象として、FLGCSおよび性格特性を測定するBig Five尺度短縮版(並川他, 2012)の回答を得た。多変量解析をもちいて回答を分析した結果、FLGCSと性格特性の相関関係は、全体的に強くないことがわかった。これは、GCの弁別的妥当性の証拠の一部を示すと考えられる。発表では、GCとそれぞれの性格因子との関係を教育的観点から考察する。 本研究の目的は、外国語における文法的慎重性(GC)と性格特性との関係性を探ることである。外国語における文法的慎重性とは、Kusanagi et al.(2015)が提案する新しい構成概念であり、外国語の使用にかかわる学習者固有の行動的・心理学的特性である。GCが高い学習者は、外国語を使用するとき、速さよりも正確さを優先し、より意図的、統制的、および分析的な言語運用をする傾向がある。GCを測定する尺度(FLGCS)は、さまざまな側面における妥当性の証拠をもつが(e.g., Kusanagi et al., 2015; Tamura & Kusanagi, 2015)、もっとも一般的な学習者要因ともいえる性格特性との関係については、依然として不明である。そこで本研究は、大学生(n = 414)を対象として、FLGCSおよび性格特性を測定するBig Five尺度短縮版(並川他, 2012)の回答を得た。多変量解析をもちいて回答を分析した結果、FLGCSと性格特性の相関関係は、全体的に強くないことがわかった。これは、GCの弁別的妥当性の証拠の一部を示すと考えられる。発表では、GCとそれぞれの性格因子との関係を教育的観点から考察する。
***配布資料 [#n3fe0db9] ***配布資料 [#n3fe0db9]
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