研究発表
協働学習を取り入れた英語ライティング指導の可能性
発表者
- 阿部 真(獨協大学)
- 山西 博之 (関西外国語大学)
キーワード
ライティング, プロセス・アプローチ, 協働学習
概要
本研究は、プロセス・ライティングにおける段階別指導への示唆を得るために、指導に協働学習を導入することの効果について論じる。絵の内容を説明するタスクに対して、(1)ペアで作文を書く段階、(2)ペアで模範作文と自分たちの作文を比較する段階、(3)個別に書き直す段階、の3段階からなる活動を実施した。10の選択項目と3つの自由記述項目からなる質問紙により、タスクの各段階での学生の認識を調査した。その結果、以下のことが示された。まず、(1)の段階では、議論を通して適切な語彙を思いついたり、表現を多様にしていくことができていた。また、(2)の段階では、どの情報をどの程度書くかなど、タスクの要求をより深く理解できていた。そして、(3)の段階では、言語面、内容面だけではなく、ライティングのストラテジーに関する内省をすることができていた。これらの結果から、今後の指導法の模索などに関する教育的示唆を議論する。
日時・会場
配布資料
協働学習を取り入れた英語ライティング指導の可能性 (0 file) [
All Pages ]
協働学習を取り入れた英語ライティング指導の可能性 へファイルをアップロードする権限がありません。