研究発表
誘出タスクの違いがもたらす発話への影響
発表者
- 平井 愛(京都精華大学)
- 籔内 智 (京都精華大学)
- 生馬 裕子 (大阪教育大学)
キーワード
描写課題, 発話分析, 流暢性
概要
"この研究では,自由発話データを採取するために用いる誘出タスクの違いによる発話への影響を調査した。誘出タスクはモノローグ型やダイアローグ型など様々あるが,本研究では(1)動画を鑑賞した後,内容を報告してもらうタスク(Video Re-telling Task)(2)動画の静止画を10枚程度提示し,内容を作成してもらうタスク(Picture Narrative Task)の2種類のモノローグ型自由発話タスクを数種類準備し,日本語及び英語で発話してもらった。
これらのデータのうち,英語での発話については,発話速度・調音速度・ポーズ長等の音声学的特徴と文法的複雑さ・語彙の多様性等の形態統語的特徴を変数とし分析を行った。英語発話分析に先立って個人内の日本語発話特徴と英語発話特徴を比較し,発話の個人特徴を考慮する材料とした。今後は英語母語話者等による流暢性評定を行い,音声学的/形態統語的特徴との相関を調べる。
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日時・会場
配布資料
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