ポスターセッション
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概要
"正しい単語の聞き取りと音の記憶は、語彙学習する上で重要である。小学生は未習得の英単語をどの程度聞き取り、またその音を記憶しているのかを未知語の復唱課題を通して検証する。
小学生62名(4年生32名、5年生30名)が実験に参加した。刺激に使用した36の未知語を4つのブロックに分け、音声のみの提示、音声と文字の同時提示、音声と絵の同時提示、音声と文字および絵の同時提示という4種類の提示方法により各語ランダムに5回ずつの復唱を行った。再生された音声を記録し、学年ごとにその正答率と反応速度を比較した結果、4年生と5年生では復唱成績に差が出た。2回目以降の復唱の正答率に差がなかったことから、小学生は誤再生した音素を自力で修正することが困難であり、また4年生では提示方法によって正答率は有意に異なり、文字と絵が復唱に影響を与えた可能性が示唆された。"
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最終更新: 2011-05-08 (日) 22:01:26 (JST) (4884d) by ozeki