研究発表
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概要
小学校での外国語活動時間が増えつつある現在、発表者は、複数の小学校において、児童の英語に対する動機づけ、英語学習に対する目的(志向)、学習態度、コミュニケーション態度などを継続調査してきた。今回は、2009年の初めと終わりに各々3小学校で調査した結果に基づき、児童の英語活動に対する動機づけに焦点を当てて報告する。まず、同一の2小学校を2009年の初めと終わりに比較した結果からは、大きな変化はなかったが、どちらかと言えば、動機づけはやや減少が見られるものの、英語に対する重要性をより認識しており、外国語活動を学習として意識しつつある様子が窺えた。また、3小学校を集計した結果では、動機づけに直接影響を与えていたのは、2009年の初めと終わりいずれも、学習態度であった。これは2007年と2008年に調査した結果に類似しており、小学生の英語活動に対する動機づけモデルとして提示できると考えられる。
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最終更新: 2011-05-08 (日) 22:06:54 (JST) (4761d) by ozeki