実践報告
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概要
本発表は、孤立型言語を対象とした新たな自律学習の手法をCALL教材の開発を通じて提案するものである。本教材開発は、大阪大学による「高度外国語教育全国配信システムプロジェクト」の一環として初級学習者を対象に行ったものである。中国語等の孤立型言語を対象とする従来の教材の多くは、「文字と発音の習得→語彙・文法解説→会話の理解と習得」というボトム・アップ式習得法を採ってきた。本教材では、昔話というまとまったコンテンツを提示し、徐々に内容理解へと導くトップ・ダウン的プロセスを採り入れた。つまり、学習者に各文の構造を示す際、教育的配慮を施した樹形図をHTML上で随時展開可能な形で視覚的に示す。その階層構造は「文→フレーズ→語彙」の3段階から成り、徐々に意味が提示され、個々の文の正しい理解へと学習者を導く形となっている。最終的に、発音練習・文型練習により基礎知識の定着を図る。この手法は、ベトナム語の正書法がローマ字であること、また孤立型言語であることにより語形変化等の習得が不要であることから可能となった。
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ぺージ名 : | 孤立型言語の自律学習システムの提案:ベトナム語CALL教材の開発 |
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初版日時: 2011-05-08 (日) 22:03:54
最終更新: 2011-05-08 (日) 22:03:54 (JST) (4884d) by ozeki