研究発表
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概要
"本研究は、人間の音声知覚と再生における脳の認知特性のうち、その時間的制約の具体的数値とその理論的、神経的基盤を明らかにすることで、英語音声を用いたCALL教材の開発とそれらを利用した授業実践に寄与することを目的とする。方
法論としては、発表者らによって編纂されたデジタル音声データベース(主に米語による、映画、教科書朗読、ニュース放送、演説、朗読、歌謡、韻文など)を用い、ポーズ検出による音声自動分割の後、言語情報による手動の分割処理を施した47,260のBreath Group(呼気段落)のもつ情報のうち、「音声としての長さ」に焦点を当てて論じる。分析の結果、Breath Group平均が2.1秒、最頻値が1.5秒、全体の84%が3秒以下であった。さらに呼気段落長の平均値はしゃべる速さ(発話時の単位時間当たりの言語量)に依存しない傾向が明らかとなった。発表では、この音声実現の実証データと、認知心理学や脳科学におけるワーキングメモリの「音韻ループ」 Phonological Loopに関する理論研究、およびこれまでの言語学、認知科学、脳科学の研究結果との関連性を探った後、音声教育とりわけシャドーイング訓練の方法論への示唆を提示したい。"
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ぺージ名 : | 2±1秒の制約--音声データベースに基づくBreath Group解析 |
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ページ作成 : | ozeki |
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初版日時: 2011-05-08 (日) 21:47:59
最終更新: 2011-05-08 (日) 21:48:11 (JST) (4884d) by ozeki