中国における英語教員養成・研修の現状と課題
市川 研(中京大学)
めざましい発展を遂げている中国では政府のトップダウン的指導のもと、教育改革も迅速に進んでいるといわれている。しかし広大な国土と人口を擁するこの国では全てを統括、把握することは難しく、全ての実態は未だ解明されていない。教員養成、研修制度については実施されてからまだ日が浅く、教員の資格は免許制ではなく学歴となっており、いまだに無資格教員も存在する。そのため「5ヵ年継続計画」として数々の教員研修が用意され多くの教員が参加しているが内容や成果はどのようなものであろうか。英語教員養成に関しては大学の英語専攻を卒業することが必要となるが、どのようなカリキュラムで学び、どの程度の実力で教員になるのか。そして待遇面などにより一般企業に良き人材が流れてしまう問題にはどう対処をしているのか。
本発表では中国の英語教員養成と研修に焦点をあて、最新の現状と課題を報告し、日本のものと比較して考察してみたい。
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Last-modified: 2015-03-15 (Sun) 01:50:29 (JST) (3120d) by ゲスト