発表概要
"発表者は教育技術員として語学教室とSAC(Self-Access Center)の設備機能の維持と改良・更新を業務とし、語学教育支援を実践して来た。Lincoln(2003)、藤原・小森(2007)、Harmer(2007)を指標にした技術的支援について、2010年にLET中部支部でその実践報告した。その後も、柴田(2010)、小島・尾関・廣森(2011)らを参考にしながら、勤務校のSACの継続的環境改善の道を模索してきた。本発表は、実際にSACに効果的な語学教育支援機能を導入する上で、発表者が実践してきた工学的アプローチによるSAC環境改善の持続的実践について報告するものである。
本実践には外国語教育や心理学、教育学などでの先行研究の中から、自律学習支援に関係する知見を、勤務校のSAC環境の改善に活用し、その成果を確認・共有するものである。SACの語学学習支援機能改良の中でも比較的低予算で継続的に機能改良を行っていくための取り組みについて、実際に発表者が取り組んだ工夫を取り上げる。発表者の環境のように、設備の追加投資が難しい環境であってもSACの機能改良に継続的に取り組めるという実例を紹介することで、SACの有用性の認知を拡げ、一人でも多くの自律的な学習者育成の一助となれば幸いである。"
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Last-modified: 2015-05-08 (Fri) 12:11:44 (JST) (2942d) by ozeki