研究発表
- 159
概要
非英語専攻の学生は必修科目であるため仕方なく英語を履修している場合が多い。学習者が必要性を感じているスキルを伸ばすような授業を提供することで、学習意欲を高めることができる。本研究では、CEFRを参考に、平均的な日本の大学生の能力を考え合わせCanDoリストを作成した。非英語専攻の大学生167名(4大学)を対象に、「既にできる」能力と、「大学を卒業していれば、できるはずだ」能力について、質問紙を使って調査した。調査結果から、1)非英語専攻の学生でも英語能力の必要性を感じている、2)発信型のスキルは身についていると感じている反面、対話型のスキルは未熟であると感じていること等がわかった。学生のニーズにあったテーマやアクティビティーを提供することで、学習動機を高めることができると考えられる。この研究は、効果的な授業を行うための授業改善法を探るための、基礎データの収集を目的に行ったものである。
Counter: 77734,
today: 36,
yesterday: 104
最終更新: 2011-05-08 (日) 22:08:59 (JST) (4753d) by ozeki