実践報告
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概要
外国語教育において教材素材をデータベース化すると教材作成の省力化が可能となり、データの再利用も容易に行うことができる。しかし英語以外の言語では教材数も少なく、教員個人が教材データの蓄積や多目的利用を自在に行える環境も不十分である。本発表では普通教室における初習ロシア語教育での実践利用を念頭に設計した「動詞変化形提示ツール」「フラッシュ型例文・対訳提示ツール」「短文穴埋め問題作成ツール」を紹介する。提示内容を予め用意されたExcelファイルに入力してこれらのツールに取り込むと、データベースソフトの利点を生かした教材データの抽出やスライド提示箇所の細部の切り替えが教場内でも可能となり、発問や口頭練習を伴う指導を円滑に行うことができる。実践事例として動詞現在形とそれらを含む表現の確認と定着を目指す授業を行ったところ、学習者からは「暗記しやすい」「学習不足点の確認ができた」などの感想が寄せられた。
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最終更新: 2011-05-08 (日) 22:05:07 (JST) (4884d) by ozeki