発表概要
インターネットの動画配信サイトには、英文法指導の動画が掲載されているが、多くは解説者が黒板やホワイトボードの前に立ち、書き込みながら解説している講義形態である。動画という媒体の性質を考えると、イラストやアニメーションを用いて、英文法のイメージを視覚的に伝えることが可能であり、又より効果的であると考えられる。そこで、文法項目を視覚的にイメージ化させるアニメーションを用いた教材を作成した。教材には、学習者には理解が困難であるとする "no more A than B" を使った「くじら構文」と呼ばれる 文法項目を取り上げた。今井 (2012) は「クジラの魚度合い」という言葉によって分かりやすく解説しており、その概念をアニメーションによって表現し、ナレーションを加えた。家庭学習など自学自習の場面での利用を想定し、分かりやすさを心掛けた。比較表現は同じ形の二つの文から出来ていること、noの概念、そして、a fishの前になぜmoreが置かれるのかという点の理解に特に留意した。
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Last-modified: 2018-04-28 (Sat) 23:04:04 (JST) (1792d) by ozeki