発表概要
高等教育においてもe-ラーニングによる学習環境が急速に整いつつあるが、その特性はまだ十分に活かされていない。本稿の目的は、e-ラーニングをとりまく現状を分析し、その問題点及び次世代技術を視野に入れた展望の検討を行なうことで、将来の教育への示唆を得ることである。そこで、e-ラーニングの普及状況や外国語教育への利用について文献調査を行なうとともに、学生、教員へのアンケートによる意識調査を実施した。アンケートでは、e-ラーニングの利点の一つである音声教材の豊富さなどを学生は求めているが、教員は自律性が高く自身の負担を軽減できる教材を求めている等の意見の齟齬も認められた。さらに、e-ラーニングへの応用が期待されるヒューマンセンシング技術、特にKinectに着目し、応用事例の文献調査と、学習者の集中度や興味の度合いの自動判定について実際に検討を行ない、次世代の教材の可能性についても考察を行なった。
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Last-modified: 2015-02-19 (Thu) 23:40:29 (JST) (3643d) by kawaguchi