発表概要
学習者は目標言語を学習する際、自らの経験や学習過程において培ってきた独自の意思、又はビリーフを持っているといわれている (Kern, 1995)。学習者が持つビリーフは学習ストラテジーや学習スタイルにおいて大きな影響を与え、また、学習への不満、不安、動機の欠如などにも影響してくる。さらに、学習者は教師に対してもさまざまなビリーフを持っているという研究結果があり、Lightbown and Spada (1999) によると、学習者は、教員からどのような指導を受けたいかという点に関しても強いビリーフを持っているとされている。また、学習過程に関して学習者と指導者のビリーフに一致しない点も多々見つかっており(Nunan, 1995)、学習者に大きな影響を与える教師とのビリーフの相違は学習の妨げになりうると考えられる。そこで本研究は、学習者が語学学習における教師の役割や資質に対して抱くビリーフに着目し、学習者が語学教師に対してどのようなビリーフを持っているのか、調査を行った。
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Last-modified: 2015-11-02 (Mon) 13:58:48 (JST) (3330d) by ゲスト