発表概要
外国語としての英語学習では、授業時間が非常に限られているため、授業外での学習が成功の重要な要因となる。しかしながら、学習者の自発的な授業外学習を促すことは容易ではなく、周囲のサポート不足も指摘されている。このような状況の打破には、授業外学習活動の性質を深く理解する必要がある。これまで、何をどのように学習しているかについては、方略研究の一環として研究されてきているが、教師がどのように授業外学習を促進できるかを調査した研究は少ない。本研究は学部1年生を対象に、聴解を中心とする必修授業で半期の間、毎週の授業外学習時間の自己報告を収集し、その変動を分析した。その結果、テスト前を除く授業外学習時間の変動の小ささ、文字を読み書きする時間と音声を聴く時間の違い、個人差の大きさ、学習観・動機づけと授業外学習時間の関連などがわかった。これらをもとに、授業外学習時間の促進に向けた教育的介入のあり方を議論する。
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最終更新: 2013-11-03 (日) 13:58:27 (JST) (3829d) by ozeki