ICレコーダーによる授業研修システムについて
近藤 泰城(三重県立桑名高等学校)
発表概要
この研究は、授業研究の手法として、ICレコーダによる録音が効果的であることを明らかにしようとしている。高等学校現場では、小中学校と異なり研究授業という文化がなく、また近年の多忙化で「互いの授業を見て授業力を高める」ことは益々難しくなりつつある。
授業研究の手法としては、研究授業、ビデオ録画などが考えられるが負担が大きく実施が難しい。そこで、ICレコーダで授業を録音し、自分で聞いたり同僚間で聞きあうことで、授業研究の敷居を下げ、より多くの教員が参加できるようになると考えた。本研究に参加した教員からのフィードバックを通して、ICレコーダによる授業研究と研究授業やビデオ録画を、情報量、実施の容易さ、継続性などの視点で比較し、授業研究におけるICレコーダの可能性を探る。
なおこの研究はパナソニック教育財団2009年度の助成金を受けたものである。
Counter: 2872,
today: 1,
yesterday: 0
Last-modified: 2015-03-15 (Sun) 02:21:07 (JST) (3113d) by ozeki