発表概要
勤務校には、語学専用自主学習室がある。これは「語学習得には自らが学ぶ意識が不可欠である」という思想のもと、1988年に丹羽義信氏が提唱したものである。設立当初からの姿勢は20年以上を経た今も受け継がれ、学習者がまず「自ら一歩を踏み入れ、自らの意志で語学を行う」ことがかなうよう支援を持続している。著者は、自主学習の方向性を希望者と考える取組み「英語自主学習カウンセリング」を2000年より開始し、予約制で長期・短期的目標設定を促し、個々の目標に即した段階的な学習教材の提案し、学習方法を提案してきている。カウンセリング後の自主学習室利用者の学習動向やニーズを踏まえ、著者は自主学習支援のための特別講座「マジカルワークショップ」を2011年度より開始した。これは全学に公開されているもので、自主学習室利用者のニーズに応えるためだけではなく、自主学習を開始していない学生に対して自主学習への関心を高めるための取組みでもある。本発表では、学習者の自律的成長を支援する取組みとして本講座の取組み内容とその成果を報告する。
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Last-modified: 2015-03-14 (Sat) 10:14:50 (JST) (3477d) by ozeki