発表概要
コーパスがL1ライティングだけでなく、L2ライティングの評価にも応用され、英語母語話者と英語学習者、英語学習者間の言語学的特徴に関する量的研究が盛んに行われている。ESL学習者のエッセーの言語学的特徴がエッセーの評価に及ぼす影響に関する研究はReid (1986) やFerris (1994) らにより行われているが、日本人英語学習者が産出したエッセーの言語学的特徴が英文ライティング能力の評価に与える影響については、まだ十分に明らかにされていない。
本研究では、タスクを統制して構築されたNICE (Nagoya Interlanguage Corpus of English) を用いて、エッセーの流暢性、語彙的複雑性、文法的複雑性を表す言語的特徴とリーダビリティ値の中で、エッセーの総合的評価と強い相関関係があるのはどの指標か、またこれらの言語的特徴がエッセーの総合的評価をどの程度予測するのかを検証する。
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Last-modified: 2015-11-02 (Mon) 07:38:55 (JST) (3269d) by ゲスト