小学校英語学習者の動機づけと影響要因モデル
安達(2008)では小学校英語学習者の動機づけの影響要因を調査し、いくつかの変数が動機づけと関係があることを見出した。今回はこの結果に基づき、想定した影響変数のうち、動機づけと関係の低かった変数は除いた上で、要因ごとに信頼性分析を行った。その結果、各要因は十分な内的整合性があると認められ、要因に相当する各項目から平均値を算出して、志向要因、身近な人の影響(保護者,友達,教師)要因、英語の重要性意識要因、学習意識・自信要因、社会的コミュニケーション態度要因を得た。これらの要因により、小学生の動機づけ尺度への影響を明らかにするモデルを作成した。その結果、志向は動機づけに直接的な影響は及ぼさないと考えられたが、その他の要因は、動機づけに対し有意な影響を及ぼすことが明らかになった。特に影響の大きなものは、学習自信と身近な人の影響であったが、要因同士の相関も高かった。
Counter: 3147,
today: 1,
yesterday: 0
Last-modified: 2015-03-15 (Sun) 02:01:45 (JST) (3525d) by ゲスト