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日本人高校生における「統語・文法知識」「統語・文法処理効率」と「読解力」「読解効率」の関係についての研究
The relationship between grammatical-syntactic knowledge, grammatical-syntactic processing efficiency, reading comprehension, and reading efficiency of Japanese high school EFL learners.
発表概要
本研究は、読みの正確さと読みの流暢性に関するコンポーネントスキルアプローチによる先行研究に基づき、「統語・文法知識」「統語・文法処理効率」と「読解力」「読解効率」の関係について検証したものである。日本人高校生42名が参加し、各変数のテストを受けた。「文法・統語処理効率」の測定には、日本人高校生が学校文法で習う項目を精査し、SGJT(時間測定のある文法判断性テスト)を独自に作成した。他のテストは標準テストを利用した。重回帰分析の結果として、「読解力」には、「統語・文法知識」「統語・文法処理効率」ともに影響を及ぼすが、「読解効率」には、どちらも有意な変数とはならず説明力が小さいことが明らかになった。読みの流暢性には、「語彙」や「統語・文法」より下位レベルの知識や処理効率の影響が大きいものと推察された。
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Last-modified: 2015-11-02 (Mon) 11:35:17 (JST) (3330d) by ozeki