発表概要
本発表では、共同研究・開発を行っている授業支援システム“クラスルームコマンダー”を使った授業の一例を示したい。クラスルームコマンダーはMiracastを使って、教師用タブレット1台に対し最大49台までのタブレットを繋ぐことができ、その端末画面を教師用タブレットにサブネイル表示あるいは教室のスクリーンなどに投写できることから、従来のCALLを簡易化したものとして機能する。また、Wi-Fi接続が不要なため、セキュリティーを心配することがなく、BYODを導入することが容易となる。さらに、アダプター機器が携帯できることから、どの普通教室であってもPCを使った授業の環境を整えることができる。Collins and Halverson (2009)では、テクノロジーに関して学校教育の大きな障害となるものとしてコストを挙げているが、クラスルームコマンダーは機能を限定しているため安価であり、こうした問題を抱えることもない。発表では、中央教育審議会において施策化されて以降、教育現場において浸透しつつあるアクティブラーニング型授業を基に、クラスルームコマンダーを使った学習への深いアプローチに至る具体的な活動を紹介したい。
Counter: 1110,
today: 1,
yesterday: 0
Last-modified: 2018-04-28 (Sat) 23:01:10 (JST) (2479d) by ozeki