発表概要
様々な指標を用いて第一言語と第二言語の発話リズムを比較しようをする研究が、2000年代以降、間断なく発表されている(e.g., Grenon & White, 2008; Kinoshita & Sheppard, 2011; Lai, Evanini, & Zechner, 2013; White & Mattys, 2007a; 2007b)。このような研究は、言語のリズムを強勢拍リズムと音節拍リズムの二分法で理解しようとした類型研究を起源とするが、リズム指標の研究が高度化する中で、そのような研究がいかなる経緯で第二言語のリズムを分析する指標の研究に結びついたのかについては関心が薄れ、誰もが理解しているとは限らない。そこで本発表では、1940年代頃から2000年代頃の言語リズム類型論の文献を検討し、その変遷を整理することを通じて、第二言語リズムの研究との関係を示す。
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Last-modified: 2016-11-28 (Mon) 00:15:25 (JST) (3066d) by kawaguchi