講演概要
筆者等は、「CEFR」が採用した「CAN-DO」リスト形式に則り、日本人学習者のために、英語到達度指標「CEFR-J」を作成しました。「CEFR-J」の学習到達度指標は、language biographyの中で自分の学習目標や学習プロセスのモニター、結果の評価などに用いることができます。また、教材のレベル設定等に基づき、指導のためにも使用できます。
「CEFR」の学習到達度指標は、3レベル(A、B、C)をそれぞれ2づつの6レベル(A1, A2, B1, B2, C1, C2)に分けていますが、「CEFR-J」は、日本人の学習者は、8割が初級レベルであることから、A1をA1.1, A1.2, A1.3の3段階に、A2をA2.1, A2.2の2段階、さらに、A1の前段階として、Pre-A1レベルを設けています。また、B1、B2レベルも、それぞれ2段階となっています。
今回の発表では、これらのレベル別の特徴と、そのレベルでの「理解(聞くこと、読むこと)」「話すこと(やりとり、発表)」「書くこと(書くこと)」の5技能の解説とその指導例についてお話したいと思います。
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Last-modified: 2013-10-28 (Mon) 15:23:35 (JST) (3691d) by ozeki