発表概要
文部科学省は「グロ-バル人材」の養成を掲げ、次期学習指導要領において、「聞くこと」などの五領域で英語の目標を設定し、カリキュラム・マネージメントの視点から「他教科等で学習したことを活用する」等を求めている。 本発表では、海外の日本人学校中等部のイマージョン授業として行なわれている事例研究から、 次期学習指導要領に対応し、CLIL(Content and Language Integrated Learning)を活用した英語教育の在り方について提案する。 具体的には、はじめに、イマージョン授業での家庭科と理科・数学の授業から、英語を通した教科内容の指導について述べる。 次にこれらの授業が生徒の英語コミュニケーション能力の育成に効果的であることを、CLILの「4つのC」 (1) Content (2) Communication (3) Cognition (4) Communityの観点、及び、 五領域の目標-「必要な情報を聞き取る」「短い文章の概要を読み取る」等と照らし合わせて考察する。 最後に、これらの授業が日本と世界の両方の視点を持つ生徒達にとってどのような効果があるかを、グローバル人材の育成の視点から考察する。
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Last-modified: 2019-05-06 (Mon) 18:26:50 (JST) (1483d) by kawaguchi