発表概要
リーダビリティとはテキストの可読性を指し、その値を算出する関数(リーダビリティ公式)は多く開発されてきた。しかし各人の得意/不得意は異なるため、大衆向けの公式が万人に有効かは疑問が残る。そこで著者らは英語リーディング学習に焦点をあて、公式とは一線を画し、学習者の学習履歴情報からリーダビリティ“式”をパーソナライズすることを考案した。対象とするテキスト群に対し、学習者ごと作成されたリーダビリティ式を適用し、各人が学習に“相応しい”と感じることが期待されるものを抽出/提供するWebアプリケーションREXを開発している。一方で、各人がリーダビリティ式に有効な要因を自ら適切に選択するのは困難である。ゆえに、学習履歴情報から有効な要因を推測し、リーダビリティ式に組み込むべきREXを改良した。本発表では、実験に作成した各学習者用リーダビリティ式と公式の比較等から、この手法の効果を考察する。
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Last-modified: 2015-10-24 (Sat) 23:07:28 (JST) (3466d) by ozeki