“リサイクル”を意識したリーディング授業の設計図
- 長谷川 佑介(上越教育大学)
発表概要
英語で授業を進めることが基本とされている現在でも、大学生の多くが文法訳読型の英語授業を高校時代までに経験している。しかし、「英語リーディング=英文の和訳作業」という固定観念を抱かせたまま彼らを社会に送り出してしまうわけにはいかない。特に勤務校のような教員養成大学にあっては、多様な授業方法を体験させることで学生の視野を広げさせる必要がある。私の英語リーディング授業では、予習は一切させず、授業中にも和訳作業は行わない。教師が行う説明の時間を可能な限り減らし、その代わりに英文素材を繰り返し利用する(リサイクルする)ことで、読みにかける時間を出来るかぎり増やしている。また、大学ではあまり実践されていないと思われる音読活動も積極的に取り入れている。本発表は、出来るかぎり理論的な背景や実証研究からの示唆と関連づけながら、日ごろ実践している取り組みを紹介して忌憚のない意見を乞うものである。
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最終更新: 2016-11-27 (日) 23:06:50 (JST) (2707d) by kawaguchi