多読指導による動機づけ向上を目的とした授業実践
杉山 剛浩(名城大学附属高等学校)
本発表は高校生に対する多読を通しての英語授業実践報告を目的としている。本年5月より高校2年生30名を対象に多読指導を開始した。大学の多読ルームの協力を得ながら、教科書以外の英文に触れさせることで生徒の英語教科に対する意識向上を試みた。授業開始10分間の多読時間を設定することで授業への心構えができ、生徒自身も様々な英文に触れることで「読める」という実感が湧いてきているようだ。
生徒の自由意志で選んだ本ということもあり、読書総語数が僅か5ヶ月で5万語を超える生徒も出てきている。多読指導の成果を検定試験や試験の得点というスケールで測ることは本プロジェクトの目的ではない。むしろ英語という教科に対する前向きな姿勢を導くきっかけ作りと捉えている。将来的には教科書から離れ、各自のBook Reportなどを基にした英語プレゼンテーションなどのアウトプットに発展させたい。
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Last-modified: 2015-03-15 (Sun) 02:10:47 (JST) (3562d) by ozeki