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日本人EFL学習者のエッセイを対象としたHyland List改訂に向けて:Metadiscourseの使用傾向の分析を通じて
- 石井 卓巳(筑波大学大学院生)
- 小島 ますみ(岐阜市立女子短期大学)
発表概要
"実践的コミュニケーションに重点が置かれている近年の英語教育において、Metadiscourse (MD)の適切な使用は、自らの考えを円滑かつ効果的に伝えるために重要とされる。
MDは既存の談話標識の概念を拡張した言語項目の総称であり、読み手のテキスト理解を助けて解釈や評価を導く役割や、テキストにおける読み手と書き手の関係を明確化する役割を担う。
近年のMDに関する研究では、Hyland (2005)のInterpersonal modelに基づくHyland Listがおそらく最もよく使用されている。約500種類の言語項目を10種類以上のカテゴリーに分類した本リストは、分類基準や項目数の点から最も網羅的・包括的なMDのリストとされる一方で、学術論文コーパスを基準に編纂されているため、分析対象によっては改訂の余地がある。
本発表では、日本人EFL学習者のエッセイにおけるMDの使用傾向の分析を通じ、エッセイ・ライティングの研究・指導により適したHyland List改訂に向けての方向性を提案する。"
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Last-modified: 2014-05-02 (Fri) 15:25:33 (JST) (3870d) by ozeki