発表概要
鍋島2006では大学の参加型概念教育の一環として、メトニミーの学習に(メトロン君という)キャラクターを使用した手法の有効性を論じている。こうした手法がある一方で、認知言語学におけるもう1つの重要な概念であるメタファーをいかに効果的に習得することができるかに関する報告や考察はほとんどみられない。本発表では日中両言語における〈怒り〉のメタファーを例に、画像を利用したメタファー学習の可能性について探ってみる。具体的には日本語と中国語のインターネットのサイトから〈怒り〉に関する画像を収集し、複数の画像を提示することで中国語学習者もしくは日本語学習者に日中両言語における〈怒り〉のメタファーの類似点と相違点に対する理解を促そうとするものである。
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最終更新: 2015-03-13 (金) 23:32:51 (JST) (3328d) by ozeki