発表概要
英語母語話者コーパスにおいて、最も出現頻度の高い語はtheであり、次に高いのはofである。一方学習者コーパスでは、コーパスによってその出現頻度にばらつきがある。村尾(2013)は、学習者コーパスNICEの英語母語話者と日本人英語学習者(上級・中級)のデータにおいて、ofを含むlexical bundles(話し言葉や書き言葉で繰り返し共起する単語の連続)がどの程度使われているかを比較した。その結果、ofの使用頻度は、中級学習者、上級学習者、母語話者の順に増加することが示された。また、母語話者は学習者よりもofを含むlexical bundlesを多く使用するが、学習者間では差は示されなかった。
本研究では、村尾(2013)の追行研究として、ofと共に使用頻度が高いtheも対象とし、英語母語話者と日本人英語学習者のof theを含むlexical bundlesの使用頻度と、その用法の違いについて分析を行う。また、of the を含む高頻度のphrase-frameがどの程度使われているかを英語母語話者と日本人学習者間で比較する。
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Last-modified: 2015-10-27 (Tue) 01:34:24 (JST) (3336d) by kawaguchi