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校種間におけるコンピュータ支援語学学習態度の変容:中学生・高校生・大学生を対象とした多母集団の同時分析を用いて
- 川口 勇作 名古屋大学大学院生
- 草薙 邦広 名古屋大学大学院生・日本学術振興会特別研究員
発表概要
本研究では,大学生(n = 841)を対象に構成した「コンピュータ支援語学学習態度尺度(以下CALL態度尺度,川口・草薙, 2014)」にて得られた5因子(コンピュータ操作に関する態度,コンピュータ利用の社会的意義に関する態度,コンピュータ支援語学学習の効果に対する態度, Computer-Mediated Communicationに関する態度,マルチメディアに関する態度)のモデルが,中学生(n = 260)および高校生(n = 1,228)においても適合するかを検証した。配置不変モデル,弱測定不変モデル,強測定不変モデルの3つのモデルを仮定する構造方程式モデリングを用いた多母集団の同時分析を実施した結果,相対的に最も望ましい適合度が得られた強測定不変モデルが採択され,CALL態度尺度は中学生・高校生のいずれにおいても大学生におけるモデルと同様の因子構造を持っていることが明らかとなった。この結果に基づき,校種間におけるCALL態度の変容について議論を行う。
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Last-modified: 2016-02-06 (Sat) 05:42:32 (JST) (3292d) by kawaguchi