配布資料
英語は強勢拍リズムの言語といわれ,強強勢と強強勢の間のリズムのかたまりを1フットとみなし,強強勢間のリズムを同じにしようとする傾向があるといわれている。他方日本語はモーラ拍リズムの言語といわれ,2モーラを1フットとしてリズムを取る傾向があるといわれている。また,英語ではアクセントの要素として音の強さの他,母音の長さや基本周波数(F0)の高さなども影響してくるが,日本語では音の高低がアクセントとして用いられ,母音長や音の強さはほとんど意識されない。本研究では,北米へ9か月間交換留学生として滞在した日本語母語話者である大学生7名の英語発話における強勢パターンの変化を,母音長(duration),基本周波数(Fundamental frequency = F0),音の強さ(Intensity)の面から音響的に分析した。また留学経験による変化の特徴を考察するために留学前後に収録した文章音読発話を用い,さらに米国英語母語話者5名の音声と比較をした。
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最終更新: 2014-02-11 (火) 23:49:43 (JST) (3688d) by kawaguchi