課題の発見ができる学習者の育成を目指した英語リスニング指導
- 山内 優佳(広島文化学園大学)
発表概要
現在,「確かな学力」や「アクティブ・ラーニング」といったキーワードの下で,学習者が自ら課題を見つけ,解決に向かって能動的に学習することが重要視されています。しかしながら,リスニングは音声言語を扱うその性質上,学習者自身がリスニング上の課題を明らかにすることは難しいといえます。発表者の実践においては,種々の活動(大まかな内容理解→キーワードの聞き取り→日本語訳による意味理解→ディクテーション等による聞き取り)それぞれにおいて,注目すべきリスニングの下位技能を学習者に伝えています。また,リスニング中に課題(つまずき)が生じるよう,やや難易度が高い教材を使用するようにしています。「難しい」から「こうしたら理解できるようになった」への過程を授業内で積み重ねることが,授業外においても学習できるアクティブ・ラーナーの育成につながると考えています。
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最終更新: 2016-11-27 (日) 23:06:34 (JST) (2707d) by kawaguchi