発表概要
発表者は、2017年度春季の本研究大会において、日本人大学生による英文音読に対するスマホの音声認識精度を調査し音声認識機能の英語学習への利用可能性を示唆した。本発表では、その結果を踏まえ、音声技術が英語学習に実際にどのように利用でき、どの程度効果的なのか検証を進めるために開発したスマホアプリを報告する。アプリでは、一定量のコンテンツをシャドーイング練習するが、比較検証が可能なように2つの練習モードを用意している。1つは、従来モード(母語話者音声を聞いてのシャドーイング、録音による自己チェック等)で、もう一つは音声合成・音声認識利用モード(音声合成の音声を聞いてのシャドーイング、音声認識機能による自動評価・フィードバック等)である。モードは学習者(ログインユーザー)ごとに、どちらか一方を指定できる。また、シャドーイングの録音データや学習ログデータはサーバーに保存され、後の分析が可能である。発表では、本アプリの特徴を紹介するとともに、アプリを用いた調査計画についても報告する。
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最終更新: 2017-12-27 (水) 12:11:31 (JST) (2310d) by ozeki