発表概要
本研究では、シャドーイング活動における音声合成・音声認識技術の利用効果を、リスニング、スピーキング、コロケーションの各テスト結果および事後アンケートをもとに検証した。実験では、大学生に参加してもらい、独自開発したスマホアプリ教材を用いて、従来型、音声技術利用型、折衷型の3群に分かれて、シャドーイング活動を行ってもらい、事前・事後テスト等を実施した。分散分析の結果、リスニングテストの得点については、各群ともに事前・事後で有意な伸びはなかった。スピーキングテストの得点については、4つの項目(文章構文、流暢性、語彙、発音)のうち、文章構文および流暢性において各群一様に有意な伸びがあった。コロケーションテストでは、各群で得点に有意な差はなかった。発表では、これらのテスト結果に加え、アンケートの分析結果を報告し、シャドーイングアプリ教材・学習における音声技術の有効な利用法について考察する。
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最終更新: 2020-12-07 (月) 17:27:44 (JST) (1236d) by kawaguchi