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ウェブ上で英単語並べ替え問題に解答する際のマウスの動きを分析し、Uターン回数/ドラッグ回数/解答所要時間と正答率との間に強い負の相関があることが判明した。これらを、迷いの指標と捉え、解答結果の正誤にかかわらず、解答者の「迷い」を知る手がかりとなる可能性が示唆された。また、問題様式/採点方式と採点結果との相関関係から、単語並べ替え問題の○×式採点には限界があり、十分に学習者の理解度を反映できないことが指摘された。一方、部分点付与式採点方法と○×式採点方法における有効性の差を証明するには至らなかった。

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  • 学習者へ今回の学習ソフトで得られた指標などをフィードバックする可能性はどうか
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語彙の聴解における分析処理、全体処理、そして処理の自動化及び語彙・文法アクセスの強化という観点に立脚し、2倍速に加工した音声の聞き取りの訓練に効果について、実験群と統制群、事前事後テストで比較した。2倍速の音声聞き取り訓練の事後の結果に有意な差が見られたことから、速聴トレーニングの可能性を示唆した。

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  • 既知の語彙のアクセスの強化のみに効果があったのではないか。単純に表現を覚えてしまったのではないか
  • 語彙のみではなくて、韻律の聞き取り、ディコーディング能力の向上は考察しているか
  • 民間会社で提供されている教材などについての情報共有
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文法性判断課題中に瞳孔径計測を用い、正反応・誤反応毎に文法文・非文法における注意の程度を測定した。結果としては、どちらの反応でも非文法文の方により注意を払っていることが示唆された。特に誤反応における非文法文への反応は、結果としては誤りを判断できずに見逃してしまっていることであるが、本実験の一定の注意を払っているという観測結果から、明示的・暗示的知識の相違(知っているけど使えない知識)からの解釈を試みた。

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  • 明示的・暗示的知識による解釈は妥当であるか。
  • 文法性の容認と誤りの検出は同じ知識によるものなのか。特に文法性を容認するという能力は何なのか。
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視線計測装置を用いて読解課題中の文法形式への誤りの反応を調べた。結果は、(1)学習者は意味理解を目的とする読解中には、文法形式への誤りに気づく事ができない、(2)しかし、それは項目の特性にもある程度依存する、と示唆された。視線計測の測定値が持つ特質と文法処理脳直の関係、各項目が持つ言語的要因(処理単位の違い、語自体が持つ要因)にも言及した。

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  • 実験の指示や課題についての補足
  • 流暢な読と言われるようなスキャニングといったより優れた読み手が取るストラテジーと、本研究の誤りへの反応と熟達度の関係という前提の相違について
  • 「気づき」と誤りに対する反応の差異について
  • 刺激における文法文・非文法文のバランスについて。課題中に誤りが多ければ途中で読みのスキーマが変わる可能性

第79回支部研究大会報告


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Last-modified: 2015-12-07 (Mon) 00:20:41 (JST) (3296d) by ozeki
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